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四季の花が咲く海岸

2015年08月12日(水)
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平成25年に三陸復興国立公園に認定された種差海岸は、植物の宝庫!  海岸線を眺めながらの遊歩道散策は日頃の喧騒を忘れさせてくれます

 亜高山帯の植物も自生

 青森県と岩手県の県境の県立公園が平成25年に三陸復興国立公園に認定されました。
 リアス式海岸の北端で、福島まで続く潮風トレイルの終起点にもなっています。
 山野草の宝庫でもある種差海岸は、平地から亜高山帯までの植物が自生している特異な環境です。
 海抜0メートルの地域にも山野草が自生をしており、北限、南限の植物も複数自生しています。
 春から秋にかけ、700種以上の植物を鑑賞しながら歩くことができる遊歩道もあります。

日本の白砂100選に選ばれている海岸

 大須賀浜は日本の白砂100選にも選ばれている砂浜です
 約2キロ弱の砂浜には、砂地の植物のハマヒルガオ、ハマニガナ、ウンランなど砂地に自生する植物の群落があります。
 大須賀から白浜海岸に入ると、海水浴場があり、夏には多くの海水浴客が集まります。
 大須賀浜の砂浜は、なき砂としても知られており、数年前には日本全国のなき砂を集めたなき砂サミットが開催されました。
 なき砂と一口で言っても音はそれぞれ異なり、全く同じ音はないといわれています。
 なき砂は砂に含まれる石英の量でなかなかったり、音が違ったりするようです。
 なき砂でも、天候に左右されるところが大きく、砂が濡れていてはなきません。
 シケの後などで砂に不純物が多いときも砂はなきません。
 大須賀浜は離岸流という引き波が強いところです。波打ち際で遊ぶ場合にも十分な注意をする必要があります。

癒やしの海岸線

 海岸線を眺めながらの遊歩道は、葦毛崎展望台からスタートする人が多く5.2キロの遊歩道沿いは異なる植生を楽しむことができます。
 葦毛崎は草原の植物、6月末から7月初旬のオレンジ色のニッコウキスゲと紫色のノハナショウブのコントラストは見事です。
 大須賀浜の砂地の植物を見ながら、あるいは波のミストを浴びながら波うち際を歩いてみるのもいいでしょう。
 小さな漁港を抜けると松林の続く「淀の松原」に入ります。
松林の遊歩道の両脇には、春にはミヤマエンレイソウ、キバナイカリソウ、ササバギンランなどの植物を見ることが出来ます。
遊歩層沿いのベンチに腰掛けてご飯をたべるのもいいですし、うち寄せる波を眺めながらのご飯もおすすめです。
「淀の松原」を抜けると、広大な天然の芝地が広がる種差海岸芝地に到着です。
昔は、馬を放牧しており、馬が芝を食べてくれていたと聞いています。
現在は、人によって芝の管理をしていますが、広大な芝に寝転んで空を眺めてみるのもオススメです。
JR八戸駅から、JR八戸線の鮫駅下車の場合には、ワンコインバスを利用すると便利です。
久慈行きの場合には、種差海岸駅で下車すると天然芝地へは5分ほどで着きます。
夏には、駅周辺の飲食店では、生うに丼を食べることができます。

執筆者: Emiko

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