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便利な文房具は発明品。

2015年08月15日(土)
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技術のかたまりのホチキス。

ホチキスは発明者の名前だった?

普段何気なく使っている文房具の「ホチキス」。
複数の書類をまとめて綴じたりできる便利なものですが、調べてみると興味深い歴史と現在でも改良が加えられているらしいのでご紹介。

日本でホチキスを作って50年にねるという「マックス」という会社がありますがその会社には「ベンジャミン・ホッチキスという発明者によって発明された」、「マシンガンの弾送り機構にヒントを得てホチキスの針送り機構が考案された」と文献に残されているそうです。

しかし、それを立証できる文献が現在残されていないらしいので本当にホチキスさんって人が発明したのかはさだかではないようです。

日本ではどうなの?

日本では昭和21年に「山田興業(株)」という会社が3号ホチキスを生産開始したことにより戦後の歴史が始まったとされます。
因みにこの山田興業は現在のホチキスメーカーのマックス社。創業当時はゼロ戦の尾翼部品メーカーだったらしくホチキスの製造技術をある日本の製造会社から引継ぎ「ヤマコースマート」という名前のホチキスを生産開始しました。
クロムメッキデザインは今でも当時のままで卓上スタンダードタイプとして現在もロングセラー商品だそうです。(昭島の文房具屋でも見かけたことあります。)

使いやすいホチキスをめざして。

こんな身近な文房具でも改良がどんどん重ねられております。
「楽に綴じれて、尚且つ綴じが平らであること」
昔懐かしい理科の知識になりますが、「てこの原理」によってなるべく少ない負担で綴じられるように研究されています。つまり力点と支点の距離を伸ばすこと。これで少しでも負担を軽くすることができます。

次に綴じる事こと。ホチキスの針は紙を貫通し同時に曲げ台で折り曲げられることによってあの形になります。ここら辺の技術は複雑なので割愛しますが、針にも工夫がされており
実は縦横の割合が3:5の比率で作られているらしいです。

こうしてみるとかなり高度な技術で出来ているホチキス。
今度ホチキス使う時は良く観察して使いたいと思います。

執筆者:清水 規弘

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