夏だ!休みだ!電車でGO!「MR松浦鉄道」

松浦鉄道左石駅でレトロな車体
西の果ての果て路線
毎回、ここ西新を中心とした福岡市早良区近辺のあれこれをご紹介している当コラムですが、今日は夏休みも後半戦ということでちょっと足を伸ばして、佐賀~長崎にかけて走っているローカル線、MRこと松浦鉄道について語ります。
西新からだと筑肥線で唐津まで出て、そこから伊万里まで行くと松浦鉄道に乗ることができますよ!
松浦鉄道はかつてはJRの路線だったのですが、1988年に第三セクター方式の鉄道会社となりました。
佐世保から平戸、伊万里、有田をつなぐこの路線、沖縄のゆいレールが開業するまでは日本最西端の路線でした。
沿線には海や山、様々な観光地も近いので、街中を離れてのんびり列車の旅を楽しむのにオススメです。
乗って面白い松浦鉄道
JR佐世保駅のメインの改札とは反対側のすみっこに、松浦鉄道の乗り場への入り口はあります。
今回乗車したのは、なんともレトロな感じの車体の列車。意外とゆったり座れる座席。
ちょっとびっくりするのは、電車なのにバスのように後ろ側のドアから乗って、整理券を取ること。
車内前方にはバスでよく見る運賃表示器があるので、降りるときにそれを見て運賃を支払います。
佐世保から乗ると、最初は思い切り街中を突っ切っていきます。
周りの建物との距離が近くて地上からの高さも結構あるので、ちょっとしたジェットコースター気分が味わえます。
佐世保の次の佐世保中央駅を出ると、すぐに次の中佐世保駅。ほんとに、あっ、という間に着くんです。
ためしに佐世保中央駅を出たときから息を止めてみたのですが、中佐世保まで平気でしたよ。
この区間、実は「日本最短駅間距離」。たった200メートルに駅が二つあるなんて不思議ですよね。
およそ40秒の乗車時間。乗る機会があったら、ぜひ息を止めてみてください!きっと大丈夫ですから。
執筆者:佐野 亮