★「住みたい」街の「リアル」な現実★住んじゃった駅ランキング2018【首都圏エリア編】

2018年08月07日（火）

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駅ごとに周辺物件へのお問い合わせ数を集計し、「住んじゃった駅ランキング2018年（首都圏編）」としてまとめました。ある程度の規模であれば、どこに住んでも「不便」ということはない首都圏エリアの中でも、西東京はダントツの人気を誇ります。しかし、栄えある1位は意外にも……!?

【第１位】大宮駅（埼玉県さいたま市中央区・住みたい駅ランキング2017：8位）

埼玉県民に圧倒的な人気を誇り、「住みたい駅ランキング」では首都圏内で8位に輝いた大宮駅が、「住んじゃった街ランキング」ではトップに躍り出ました。

新幹線の乗り入れもある大型駅の周辺はまさにビッグタウンで、大型商業施設や文化施設など、生活を満足させるものがこれでもかというほど揃っています。注目すべきは西口と東口の再開発計画です。特に西口には高さ100メートル級のビルが完成する予定で、また商業施設と住居の複合施設を建設する計画も立てられています。

ますます発展する大宮駅は、新宿まで快速で30分と、もしかしたら都心に住むよりアクセスがいいかもしれませんよ。これからも人気の中心になるのは間違いないのではと思われます。

【第２位】三鷹駅（東京都三鷹市・住みたい駅ランキング2017：13位）

「住みたい駅ランキング」では13位だった三鷹駅が、「住んじゃった駅ランキング」では2位に浮上しました。総武線の始発駅でラッシュ時にも座ることができ、また中央線を使えば東京駅周辺の都心部までも30分で行ける便利さが、人気の理由の1つでしょう。人気エリアの吉祥寺駅から一駅というのもポイントです。

駅周辺には、駅ビル含め大型の商業施設が林立しており、生活はかなり便利。それなのに一歩住宅地へ入れば、静かで公園や緑の多い街並みが広がります。三鷹市の中心にある駅なので、「三鷹市役所」や「三鷹市立図書館」、「市民体育館」など、生活に必要な場所が徒歩圏内にあり、子育て世代にも優しい街です。

そして三鷹といえば「三鷹の森ジブリ美術館」。三鷹駅からバスが出ているので、何度でも気軽に訪れることができちゃいますよ！

【第３位】高円寺駅（東京都杉並区・住みたい駅ランキング2017：圏外）

2位の三鷹駅に引き続き、総武線沿線の高円寺駅が3位に登場しました。圏外から大きく順位を上げた理由は、若者が特に惹かれる商店街づくりにあるのではないでしょうか。

大型商業施設がバンバンあるというよりも、個人商店がたくさん軒を連ねている高円寺は、少し路地を入ればおしゃれなカフェや古着屋がたくさんあります。夜になれば高感度なバーが数多く開店して、夜じゅう飲み歩いても飽きることがありません。

また、「オーケーストア高円寺店」などスーパーが多く価格競争があり、東京エリアにしてはかなり安く生鮮食品や日用品が買えるのも、生活者にとっては嬉しいことです。新宿まで電車で20分足らずという利便性から、家賃相場は決して安くありませんが、それを補って余りある魅力が、高円寺の人気を支えています。

【第４位】吉祥寺駅（東京都武蔵野市・住みたい駅ランキング2017：2位）

吉祥寺駅は、「住みたい駅ランキング」で2位、こちらでは4位という結果になりました。

やや順位を下げたのは、昨今の吉祥寺人気により家賃相場が23区外の割に高いこと、人が多く生活空間としては落ち着かないイメージがあることが理由と考えられます。でも、おしゃれなお店と大型商業施設、そしてスーパーなどさまざまなお店が混在する吉祥寺駅周辺は、一度足を踏み入れたら数時間は出てこられないほど楽しめ、賑やかな雰囲気が大好きな人にはたまらない街です。

そして、駅からほど近くの「井の頭公園」は、住民の散歩やピクニックに欠かせない憩いのエリアです。公園内の「井の頭自然文化園」には、リスやサル、モルモットなど小動物がいて、さらなる癒やしを与えてくれます。都会的で、しかも自然あふれる吉祥寺。人気なのもうなずけますね。

【第５位】荻窪駅（東京都杉並区・住みたい駅ランキング2017：圏外）

総武線で見れば、3位の高円寺駅と4位の吉祥寺駅から挟まれた位置にあるのが荻窪駅。「住みたい街ランキング」では圏外なのに、穴場的に浮上した理由の1つは、ズバリ駅の利便性にあるでしょう。

地下鉄丸ノ内線の始発駅なので、ラッシュ時にも座って都心に通勤できるのです。さらに、以前から高級住宅街と認識されている荻窪は、緑が多く閑静な雰囲気を持ち合わせています。第一候補ではなかったけれど、物件を見に行ったら周りの静けさが気に入ってしまったという人が多そうです。

「東京衛生病院」、「荻窪病院」といった病院が多いのも、生活する側としては安心ですね。「東京中心部の住宅街といえばこんなところ」を、代表しているような街です。

【第６位】武蔵境駅（東京都武蔵野市・住みたい駅ランキング2017：圏外）

中央・総武線沿線が強い！2位の三鷹駅から6位の武蔵境駅まで、全て中央・総武線沿いの西側エリアです。以前から西側は「都内でも特に治安の良い地域」として知られていますが、それでもこれだけの人気とはすごいですね。

武蔵境駅は人気の吉祥寺駅から2駅とアクセスが良く、都会的な派手さはないもののコンビニやスーパーが豊富で、生活するには不自由のないエリアです。駅のすぐ南側には「境南ふれあい広場公園」、自転車で行ける範囲に「小金井公園」があるなど緑も多く、落ち着いた印象を気に入る人は多いでしょう。駅1つぶんだけ新宿寄りの三鷹より、やや家賃相場が安くなるのも魅力です。

駅前の整備が進み、だんだんきれいで明るい印象が増していることも、「住みたい駅ランキング」圏外からの浮上の理由かもしれません。

【第７位】北浦和駅（埼玉県さいたま市浦和区・住みたい駅ランキング2017：圏外）

1位の大宮駅よりも少しだけ東京寄りの北浦和駅が、「住みたい駅」圏外から堂々のランク入りです。

浦和といえば浦和駅も南浦和駅もあるのに、そして北浦和駅がその中で最も東京から離れているのに、なぜ北浦和にスポットが当たったのでしょう。ターミナル駅でもある浦和駅周辺は家賃がかなり高めですし、途中始発駅である南浦和駅もまた、北浦和駅周辺よりはちょっとだけ家賃が上がる傾向にあります。だったら逆に大宮へ近い北浦和のほうに、という心理が働いたのでしょうか。

「マルエツ北浦和東口店」など、生活に便利なお店には事欠かない北浦和駅周辺には、「埼玉県立近代美術館」のある「北浦和公園」もあります。教育施設が多く集まる文教地区なので、ファミリー層に特におすすめです。
また、さいたま市の中核病院である「JCHO埼玉メディカルセンター」がある事でも有名。もしもの時でも安心できそうです。

【第８位】西荻窪駅（東京都杉並区・住みたい駅ランキング2017：圏外）

5位の荻窪駅の隣駅である西荻窪駅が8位。一駅の差ながら3つも順位を開けてしまったのは、丸ノ内線が乗り入れていない、休日は中央線快速が停車しないという理由もあるでしょう。

しかし荻窪ほど大きな街ではないぶん、親しみやすい住宅街の雰囲気に安心でき、家賃相場もやや安めというメリットがあります。最近では独特のスタイルの本屋やカフェ、雑貨屋が続々と誕生し、東京の文化に敏感な若者の単独世帯、夫婦世帯からも注目を浴びています。

また、洋菓子とフレンチのお店「こけし屋」が第二日曜の朝に開催する「西荻朝市」が人気で、朝から地元民やうわさを聞き付けた人々が訪れ、活気を見せます。これから先も独自の成長を遂げそうな西荻窪駅周辺は、西東京エリアへの転居を考えているなら候補に入れる価値ありです。

【第９位】八王子駅（東京都八王子市・住みたい駅ランキング2017：圏外）

東京西エリアの中では、新宿駅からも距離にして40キロとかなり都心から離れている八王子駅がランク入りしました。人気の秘密は、JR中央線特急を使えば新宿まで30分で出られるアクセスの良さ、それでいて東京中心部より2～3万円は安い家賃相場にあるでしょう。

さらに、八王子駅周辺は大型の商業施設が所狭しと立ち並ぶ繁華街で、生活の便利さ、街の華やかさは中心部に引けをとらないか、場合によってはかなり勝っているかもしれません。

とはいえ、駅周辺から少し離れれば緑が多めののんびりとした風景が広がり、視界に奥多摩の美しい山並みが見えるのもまた八王子の魅力。アウトドア好きなら、今日は「高尾山」、次の休日は「さがみ湖」でレジャーなど、エンドレスに楽しめますよ。

【第１０位】蕨駅（埼玉県蕨市・住みたい駅ランキング2017：圏外）

埼玉県の中でも東京にほど近く、東京駅まで電車で30分足らずとアクセス良好な蕨駅がランキング10位に入りました。近隣駅でも東京都内に入ってしまうと家賃が高く、例えば赤羽駅周辺とは家賃相場にして1万円以上の開きがあります。アクセスが良いわりに家賃が安いことが、人気の理由の1つといえるのではないでしょうか。

西側には自転車で数分の距離に戸田駅があり、違う路線が使えるのも嬉しいポイントです。駅前には「西友蕨店」をはじめ、小規模スーパーや業務スーパーが豊富で、ちょっと足をのばせば「イオンモール川口前川」もあり、日用品の買い物のしやすさは抜群。「埼玉県厚生会川口総合病院」など大規模病院もそばにあり、駅の周りには小中学校が点在するなど、どんな家族構成の人も住みやすい街です。

中仙道沿いには三学院三重塔、中仙道蕨宿景観建造物などの江戸時代からの歴史ある建造物がまだ残っています。歴史散歩も楽しめる、文化の薫り高い街です。