今さら聞けない料理の基本~出汁~

和食の基本なんて今さら他人に聞けない…。
出し汁は日本食の基本
近々花嫁になる女性の多くは生活が始まってから困らないように、掃除や洗濯の工程を勉強中かもしれません。
普段から家庭のことをしている女性は花嫁修業中と言っても、おさらい程度の作業で済むと思いますが、家事を両親に頼りっぱなしだった人は一から色々な事を勉強しなければいけません。
特に料理は覚える工程が多いので一朝一夕には出来ないと思います。
なかでも和食は、ベテランの主婦でも難しい工程が多いので花嫁修業も大変になるでしょう。
しかし、和食の基本は出汁に始まり出汁に終わります。
出汁のとり方を覚えていれば、多少調味料を失敗しても美味しい料理が作れるようになります。
今回は、花嫁修業にも活用できる日本食の基本となる出汁のとり方についてご紹介したいと思います。
鰹で出汁をとる
和食の基本となる出汁は「鰹だし」「昆布だし」「煮干だし」がポピュラーです。
今回は鰹出しにスポットを当ててご説明したいと思います。
○鰹一番だし
出汁には一番だしと二番だしがあり、一番出しは吸い物やすまし汁などの澄んだ汁に活用される場合が多いです。
鰹の一番だしの場合は最初に鍋に1リットルのお水を入れて火にかけます。
鍋のお湯が沸騰したら火を止めて削りぶしを30グラム程度入れて、1分から2分程度放置しておきます。
魚は水から煮てしまうと生臭さが出てしまうので、鰹節も同様に沸騰してから投入することで余分な香りをつないようにします。
数分経ったらボウルの上にザルを置き、布を敷いて鰹節をこしていきましょう。
ここで注意したいのは、鰹節をこす際に絞ったり長時間こしすぎたりしないことです。
過度にこしてしまうとだし汁にえぐみが出て、美味しくなくなってしまうので、こして1分程度経ったらザルをボウルから外してしまいましょう。
これで、およそ800ミリリットル程度の出汁が完成します。
濁りの無い上品な香りたつ一番出汁が取れれば、応用編となる二番出汁を作るのも難しく無いでしょう。
鰹の一番出汁で簡単和食♪
美味しい一番出汁が取れたかどうかは、調理をしてみるまで分かりません。
一番シンプルに出汁の味を楽しむ和食としては、お吸い物が簡単です。
作り方は、だし汁に蒸えびやはんぺんなどの具材を入れてひと煮立ちさせ、三つ葉やゆずを添えれば出来上がりです。
味を引き立てるために千葉県産の新鮮な三つ葉を使えば、より美味しくお吸い物が食べられるでしょう。
千葉県は三つ葉の国内生産量が常に上位なこともあり、高い品質を保っています。
出汁を美味しく味わう為には、添え物の野菜にも拘って見ましょう。
執筆者:kazuyo