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福岡市早良区「西新」の秘密

2015年07月22日(水)
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早良街道沿いのTSUTAYAとセブン。便利!

唐津街道と紅葉八幡宮

はるか昔から、西新をも通る唐津街道は博多から唐津へと抜ける交通の要所でした。江戸時代に整備されてからは参勤交代などにも使われ、宿場町として栄えました。
その唐津街道の近くに、1666年、紅葉八幡宮が建立されてからは門前町として民家が立ち並ぶようになり、西新の町も徐々ににぎやかになっていきます。
紅葉八幡宮は、最初は現在地下鉄七隈線の終点である橋本地区に建立されました。
その後西新に移転されるのですが、当初立てられたのは現在の西新パレスのそばでした。
しかし大正2年に境内の近くを鉄道が走ることになったため高取へと移され、現在の紅葉八幡宮となります。
わりと最近まで紅葉八幡宮は西新にあったんですね!ご存じない方も多いのではないでしょうか。

唐津街道から西新商店街に

昔は唐津街道とよばれたこの通りが、現在の西新商店街です。
今は国道202号線が整備されているためにクルマはほとんど通らず、1キロ以上に渡って歩行者天国のようになっている「西新商店街」ですが、正確には複数の商店街から構成されています。
今川橋からプラリバまでの「オレンジ通り商店街」
城南線から早良街道までの「西新中央商店街」
早良街道から高取までの「中西商店街」
などです。
ここで有名なのがリヤカー部隊。道路にリヤカーを使った小さな即席のお店が並び、野菜やお惣菜、お漬物などを威勢のいい呼び声で売り込んできます。
買う気がなくても、ついつい足を止めてしまって気がつけばいくつも袋をぶらさげていた!という経験がここではありますよね。
この商店街を唐津街道沿いにたどっていくと、姪浜の古い商店街にたどり着きます。
昔の人たちもたくさんの売り物を抱えて、この道を行商に使っていたのでしょう。
そんなことを思いながら商店街をぶらぶらして、またいくつも袋をぶら下げることになってしまったのでした。

執筆者:佐野 亮

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