子供と一緒に育てるトマト

子供の頃には嫌いだったトマトも大人になると食べられるようになるもの 花が咲き、実になり、赤くなる生育を親子で楽しんでみよう
子供と一緒にトマトを栽培してみよう
夏には真っ赤に熟したトマトを冷やしてまるかじりをしたことがありますか。
トマトはあまり好きではないという人も中にはいるかもしれません。
特に、子供にはトマトはピーマンに次いで嫌いという人も多いようです。
トマトも、大きなものは食べられないけど、ミニトマトなら食べることができるという人もいるでしょう。
夏休み、子供と一緒にミニトマトの栽培をしてみませんか。
ミニトマトなら、栽培も簡単で鉢植えでも作ることができるので、狭いスペースで作ることができます。
苗も、100円前後で購入できますし、手間をかけなくても実になりやすく、赤くなる楽しみもあります。
野菜嫌いの子供でも、自分で育てたものは食べることができるようになる確率が高いようです。
トマトの原産国はどこ
トマトの原産地がどこなのかを知っていますか?
トマトの原産地として名があがっているのが、南米のペルーやエクアドル、ボリビアといった南米ペルーといわれる地域です。
標高が2280メートル級の高地が連なる地域に生息していたものを改良したものが、今のトマトと言われています。
日本にトマトが入ってきたのは、江戸時代で当時は「唐柿」や「赤茄子」と呼ばれていたようです。
江戸時代には食べるためではなく、観賞用として広まっていったようです。
観賞用から食用になったのは、昭和に入ってから、昭和初期にアメリカから入ってきて栽培が始められてきました。
トマトの歴史は昭和に入ってから本格的にはじめられ、一般的に栽培がされるようになったのはだいぶ後になってからです。
大玉のトマトから、品種改良がなされ、中玉トマト、ミニトマト、プチトマト、最近では極小のマイクロトマトまであります。
果物のような甘さを持ったフルーツトマトも最近ではおなじみの味になりつつあります。
トマトを植えてみよう
トマトの苗を購入して、鉢に植えてみましょう。
トマトを植えつけるプランターは深さのあるものを準備するといいでしょう。
生育状況にもよりますが、1メートルくらいになることが考えられるので、支柱を立てることを想定し深いものを選びましょう。
1本なら30センチ以上の深さで、鉢は40センチ四方くらいのものがいいでしょう。
土は、市販の培養土を利用すると便利ですが、苗が落ち着いたら追肥をします。
追肥は液体のものでも、固形のものでも構いませんが、日当たりがよく雨に当たらないところにおきましょう。
トマトは、みずやりを減らすと甘くなることがわかっています。
トマトは、トマト自身の茎にある細かい毛で空気中の水分を取り込むことができるので、かなり乾燥しても生育はします。
鉢植えの土が乾いてから水をあげる程度でも十分育ってくれる丈夫な野菜の一つです。
みずやりが多いと、トマトの粒は大きくなりますが、甘さは減ります。
みずやりが少ないと甘みの強いトマトになりますが、実は小さめです。
完熟したトマトは、トマト嫌いの子供でも食べることができるくらい甘いトマトになるでしょう。
執筆者:Emiko