こだわり特集
即入居可物件とは、契約さえ済ませればすぐにでも引っ越しを行い、新生活が始められる物件のことです。 新築、完成済みでまだ部屋が埋まっていないという嬉しい物件もあれば、たまたま前の入居者が退去したばかりというラッキーな物件もあります。即入居可物件であれば、急な引っ越しが必要なときも便利です。
即入居可物件として一番嬉しいのが、新築、完成済みの部屋ですよね。通常なら完成していない段階で、間取り図やイメージ画像を見ながら入居を決めなければならない新築物件に、内見してから入居できるのです。でも、新築ではなく「今は空き部屋」の状態であっても、見逃せないメリットがあります。それは、敷金・礼金が抑えめである可能性が高いことです。
前の入居者が退去したにも関わらず、部屋がなかなか埋まらないと、不動産屋や大家は焦ってきます。ブランクがあれば、そのぶん家賃収入が減ってしまうからです。結果、敷金や礼金など初期費用を下げることで入居しやすくして募集をかけるようになので、即入居可物件は割安なことが多く、家賃交渉もしやすいでしょう。
ただ、即入居可物件には、注意点もあります。「今現在、たまたま入居者がいない」のか、「そもそも、住むのに敬遠される理由がある」のかを判断しなければなりません。つまり、「いわくつき」でないかどうかを見極める必要があるのです。また、即入居可物件のなかには、日当たりが極端に悪いなど、内見すればすぐに敬遠される理由を見つけられるものもあります。
しかし、一見して何の問題もない場合は、どのくらいの期間空き部屋なのか、前の住人は何年住んだのかなどを念のため確認しましょう。とくに事故物件であれば、不動産屋には内見者に事情を説明する義務があります。
物件に不安な要素がないのなら、即入居可物件は急いで引っ越ししたい人にぴったりの部屋です。相談に行ったその日に内見ができるので、新生活のプランを具体的に描くことができます。
ぜひ、手持ちの家電や家具の大きさを測り、メジャーとメモ帳を持参して不動産屋へ出かけましょう。メジャーは、不動産屋で借りることも可能です。検討物件に到着したら、日当たりや間取り、周辺環境をチェックするのはもちろんのこと、手持ちの家電や家具がきちんと入るかどうかをメジャーで測ります。
すぐに新生活を始めたいのであれば、今まで使っていたものがそのまま使えるかどうかは、かなり重要なポイントですよね。大型家具や家電を、処分したり買いに走ったりしている暇はありません。
とくに注目すべきは、洗濯機や冷蔵庫のスペースは十分かどうか、ベッドやタンスなどの大型家具が部屋の扉を通るかどうかです。
手持ちの家具が入らなくても物件を気に入ったときや、引っ越しの日にちを考えると決めざるを得ないときは、残りの日数で処分方法を何とか考えましょう。不用品回収を同時に行ってくれる引っ越し業者を選ぶのも手です。
内見ができて、すぐに入居が可能なら、新生活のイメージがかなり具体的に湧いてきますし、引っ越しまでのスケジュールも立てやすくなります。即入居可物件で、スピーディに新しい生活へ移行しましょう。