こだわり特集
敷金礼金なし物件の特徴としては、なんといっても引越し時の初期費用が抑えられるという点です。通常、数十万円かかるところがほとんど無料で引越す事が出来る可能性があります。敷金礼金なし物件のメリットとしては特徴同様に初期費用が抑えられるという点ですが、逆に退去する時に費用が発生するケースもあります。通常は敷金から退去時のクリーニング代等をまかなうケースが多いので敷金が無い分、その費用が退去時に発生するケースがあります。敷金礼金なし物件の探し方はまず一番に自分が住みたい物件かどうかを最優先に考えて問題ありません。その上で予算と相談の上、物件選びをしましょう
通常なら、敷金と礼金を初期費用として支払わなければ、賃貸物件を借りることはできません。敷金と礼金の一般的な費用はそれぞれ1~2ヶ月分で、さらに家賃1ヶ月分を最初に納めると、初期費用はなんと家賃の3~5ヶ月分にも上ってしまいます。
この初期費用を限りなくゼロに近づけられるのが、敷金礼金なし物件です。数十万円を節約することが可能なので、貯金がないのに急な引っ越しが必要になったという人も安心ですね。
ただ、「どうして、そんなに安く借りられるのか」と心配になってしまうこともあるでしょう。何か理由があるから安いのだと、勘ぐってしまうのは仕方のないことです。
敷金礼金なし物件の中には、単純に人気のない物件も、もちろんあります。日当たりや周辺環境の関係から、あるいは1階の中部屋など条件が悪いことから、長年人が住まなかったり、住みつかなかったりする物件は、大家さんの悩みのタネです。初期費用を安くしてでも、入居してほしいという気持ちがにじみ出ているといえるでしょう。
しかし、敷金礼金なし物件でも、とくに難のない物件はたくさんあります。初期費用が安い分、家賃にちょっとずつ上乗せされていたり、長期契約の縛りを設けたりして、はじめに借りやすいようにしてくれているのです。敷金礼金がないからといって「何か問題のある物件なのでは」と怪しむことなく、きちんと内見を行えば、納得できる物件が必ず見つかります。
初期費用分が節約できるのですから、余ったお金は家具や家電、引っ越し代など新生活の資金に回せます。これはかなり大きいことです。内見の段階ではまだ引っ越しの見積もり額を出していないため、気づく人は少ないかもしれませんが、引っ越しには結構な金額がかかります。地方をまたぐような長距離であれば、それなりの出費を覚悟しなければなりません。
さらに、新居に必要な家電や家具のことを考えると、手元に現金を残しておくに越したことはないといえます。今まで買う必要がなかった、意外なものを買わなければならなくなる可能性は大いにあります。敷金、礼金は抑えれば抑えるほど安心でしょう。
ただ、敷金礼金なし物件は、住んでからが勝負ともいえます。敷金がないということは、退去時のクリーニング費用を借主が負担しなければならない可能性が大きいためです。クリーニングが大変だと、敷金を支払っていた人でも追加金を支払わなければならないことがあります。
つまり、どのように暮らすかが、退去時の負担を左右するということです。
退去時の負担費用を抑えるためには、こまめな掃除が不可欠です。とくに怖いのがカビの発生ですから、日頃から換気を十分に行い、カビを防ぎましょう。目に届かないところを掃除するために、定期的に模様替えするのもおすすめです。丁寧に暮らせば、自然と暮らしも快適になりますよ。