好きな紅茶を探そう♪【5.紅茶の等級と旬について】

紅茶の種類や旬を知ろう!
紅茶の等級について
同じお店で同じ種類のお茶を頼んだのに、何となく味が違う…。
そんな時は、もしかすると摘んだ時期が違う茶葉だったのかもしれません。
紅茶は淹れ方によっても味が変わりますが、摘まれた時期によっても味が変わります!
○オレンジペコ(OP)
茶葉の大きさが最も大きいものを指します。
この内、芯芽や若葉が多く含まれているものはフラワリー・オレンジ・ペコ(FOP)と呼ばれます。
また、オレンジペコと同じ茶葉を利用しているけれど細かく砕いたものはブロークン・オレンジ・ペコ(BOP)となります。
○ペコ(P)
オレンジペコやフラワリー・オレンジ・ペコに比べると茶葉が小さいけれど、ブロークン・オレンジ・ペコよりは大きいものを指します。
この内、芯芽が多く含まれているものはフラワリー・ペコと呼ばれます。
○ダスト
最も細かく、ほぼ粉状になった茶葉のことを指します。
主にティーバッグに利用されています。
以上が茶葉の等級です。
とはいっても、等級が高ければ高いほど美味しいという事ではありません。
等級はあくまで茶葉の大きさを表す指標、大きさにばらつきがあると淹れ方に影響がでるため揃えているものです。
葉が大きいものほど十分に抽出するのに時間がかかり、オレンジペコであれば約4分前後、ダストであれば1~2分程度が目安。
紅茶の淹れ方を調べるときは、等級も含めて考えてみると良いですね!
紅茶の旬
また、野菜に例えると同じナスであっても夏のものと秋のものでは味がまるで変わりますよね。
それと同じく、茶葉も摘んだ時期で味わいが変わります!
摘んだ時期によってどのように傾向が変わるかを知って、紅茶を買うときの参考にしてみましょう。
○ファーストフラッシュ
春に摘まれる紅茶のことで、発酵や色は淡く、香りが強いのが特徴です。
ファーストフラッシュの中でも早く摘まれたものは早摘み茶(アーリーファーストフラッシュ)と呼ばれます。
○セカンドフラッシュ
夏に摘まれる紅茶を指します。
この時期の茶葉は非常に品質が高く、味や香りが良いことで知られています。
○オータムナル
秋摘みという意味で、秋茶とも呼ばれています。
セカンドフラッシュに比べると風味や香りは一歩劣りますが、しっかりとした味わいの紅茶といわれています。
○クオリティシーズン
旬といえる時期にとれる茶葉を指します。
その年にとれた茶葉の特徴が最も強く出るといわれており、強い香りや味わいが特徴です。
旬は茶葉によって違い、2月~3月にクオリティシーズンを迎える茶葉もあれば、夏にクオリティシーズンを迎える茶葉もあります。
執筆者:koizumi