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なぜ重曹を使わない?掃除や消臭、入浴剤、美容にも!こんなにもある重曹の便利な使い方9つ

2018年10月31日(水)
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「重曹」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?掃除や料理、洗濯など人によってそれぞれイメージする事柄が違うかもしれません。そんな多様なイメージからもわかるように、重曹は暮らしのさまざまな場面で活躍してくれます。ナチュラルな素材なので身体や環境にやさしいのも嬉しいポイントです。重曹の特徴や使い方をマスターして、重曹を使いこなしていきましょう。

重曹とは?

重曹は、昔から生活の中で重宝されてきました。人体に無害な物質なので、ふくらし粉やこんにゃくの凝固剤など「食品添加物」として使われたり、胃薬などの医薬品としても使われたりしてきました。

最近では、身体や環境にやさしい「ナチュラルクリーニング」の洗剤としても注目されています。スーパーなどでも簡単に手に入るので、すでに愛用しているという人も多いのではないでしょうか。

一方で、「重曹が掃除にいいと聞くけれどどう使ったらいいかわからない」という人もいるでしょう。さまざまな用途で使われる重曹ですが、全ての汚れに対して効果を発揮できるわけではありません。

使い道を間違えると、お気に入りの鍋が変色してしまうなどの失敗につながってしまうこともあります。重曹を使うメリット・デメリットを理解して、重曹の特性に合わせた使い方を心がけましょう。

重曹を使うメリット
・洗浄剤として使える。(油を乳化し、タンパク質を分解することができる)
・クレンザーとして使える。(粒子が細かく水に溶けにくい)
・冷蔵庫・生ゴミ・排水溝の脱臭剤として使える。 (酸性物質の臭いを消す)
・入浴剤として使える。(血行をよくする働きがある)
・ふくらし粉として料理に使える。(食品用の製品に限る)
・鍋のコゲ落としに使える。(重曹と水を熱すると二酸化炭素の泡が発生し、コゲを浮かせる)

重曹を使うデメリット
・洗濯には向いていない。(水に溶けにくく効果が期待できない)
・キッチンの油汚れを溶かす力は弱め。(油を分解する力はあるが、強くない)
・こびりついた水垢汚れを落とす力は弱め。(水垢には酸性洗剤の方が効果的に使える)
・トイレの消臭はできない。(アンモニア臭はアルカリ性のため。アルカリ性の重曹では中和できない)

重曹の便利な使い方9個

重曹特性を活かした使い方にはどのようなものがあるでしょうか?実際の使い方を見ていきましょう。

換気扇フィルター掃除
換気扇フィルターをはずし、重曹の粉を振りかけてから2~3時間放置します。汚れは歯ブラシでこすって落としましょう。最後はお湯で洗い流します。

ガスコンロの五徳をきれいにする
重曹を入れた水で煮洗いすることで、汚れが付いた五徳をきれいにできます。

水200ml:重曹大さじ1を溶かし、重曹水をつくります。水の量は鍋の大きさに合わせて調整しましょう。重曹水が沸騰したらごとくを入れ、10分ほど煮立たせます。そのあとは2時間ほど放置し、汚れが残っている場合は、粉の重曹をふりかけて歯ブラシなどできれいにします。

電子レンジの汚れ落とし
重曹を含んだ蒸気の力で掃除することで、電子レンジの汚れを落とすことができます。

耐熱容器に水500ml:重曹小さじ1を入れてよくかき混ぜます。レンジに入れて600wで3分間加熱します。蒸気が出てきたらそのまま10分放置します。汚れが浮いたらキッチンペーパーで拭き取ります。汚れが残っている場合は、粉の重曹をふりかけて歯ブラシなどできれいにします。最後は濡れた布巾で仕上げふきをします。

湯船でつけ置き洗い
洗面器などのお風呂小物や子どものおもちゃのつけ置き洗いも、重曹を使ってできます。お風呂の残り湯に重曹1カップを溶かし、つけ置きしたいものを全て入れて一晩置きます。翌日、水できれいに洗い流したら完了です。

浴室のカビ取り
重曹ペーストを使うことで浴室のカビ取りができます。

重曹ペーストをカビに塗り付け、ラップで蓋をして4時間以上放置します。その後、お湯で洗い流しますが、汚れが残っている場合は、粉の重曹をふりかけて歯ブラシなどでこすり落としてください。

重曹ペーストは、重曹2:酸素系漂白剤2:ぬるま湯1の割合で混ぜ、しばらくなじませて作りましょう。

靴の消臭
靴下に、重曹を1/2カップ入れることで消臭剤が完成します。靴に一晩入れておけば、翌朝には臭いが消えているでしょう。重曹が湿気を吸って固くなったら交換のサインです。

入浴剤
浴槽に重曹をひとつかみ入れることで、入浴剤の効果が期待できます。皮脂や角質を落として、肌がツルツルになるほか、体臭予防にも効果があるようです。

かかとケア
重曹は固くなった角質を落とすので、かかとケアにも使えます。重曹1:水かオリーブオイル1を混ぜ合わせ、かかとに塗ります。やさしくマッサージするといいでしょう。最後にぬるま湯で流し落とします。

犬のドライシャンプー
ペットの臭いや汚れが気になる時にはドライシャンプーをしてあげましょう。ガーゼに重曹を包み、ポンポンとペットの体全体を撫でます。その後ブラッシングをして濡れたタオルで拭いてあげましょう。

重曹の使い方を覚えれば掃除が捗る

重曹の正しい使い方を知れば、家中の掃除に活用できます。掃除する場所や用途に合わせて、重曹を使いこなしましょう。まずは掃除する場所に合わせた重曹の使い方をご紹介します。

粉のまま使う場合
平置きできるものやゴシゴシ洗いができるものには、重曹を粉のまま使います。汚れに直接重曹をふりかけて、歯ブラシやスポンジでこすり洗いをします。さらに、ぬいぐるみや革靴など水に濡らしたくないものの消臭も、粉のまま使うのが良いでしょう。

重曹水を使う場合
重曹水とは、水500ml:重曹小さじ2を溶かして作ったものです。バケツに重曹水を入れて雑巾掛けのように使ったり、スプレー容器に入れて使ったりする事ができます。食器洗いからお風呂のぬめり取り、照明カバーの汚れ落としまで、幅広く使う事ができます。乾くと白い粉が浮き出てくるので、水ですすぐか仕上げふきをしましょう。

重曹ペーストを使う場合
重曹3:水1の割合で作った重曹ペーストは、壁面や重曹を吸着させたい汚れの時に使います。重曹と水をよく混ぜ、なじませてから使いましょう。場所や用途に合わせて、固さを調節します。

重曹で掃除する際の注意点

重曹を使った掃除では気をつけなければいけないポイントもあります。次の点に注意して重曹を使いましょう。

肌の弱い人は手袋を使って
重曹は弱アルカリ性の物質です。人体に害はありませんが、人間の皮膚に反応することがあります。肌が弱い人は、ゴム手袋をして掃除をしましょう。

変色やシミ・傷などに注意
弱アルカリ性なので、物質を変化させてしまうことがあります。アルミや銅に使うと黒く変色してしまい、木や畳に使用すると黄色いシミができてしまう可能性があります。

また、重曹は粒子が細かいので漆器や大理石、宝石に使うと傷が付いてしまうこともあります。傷つきやすいものには使わないようにしましょう。

落ちない汚れもある
弱アルカリ性の重曹は、汚れを落とす力がそこまで強力とは言えません。しつこい汚れや頑固な油汚れは落ちないこともあります。

おわりに

重曹さえあれば、部屋中のさまざまな汚れを落とすことができそうですね。身体にも環境にも、お財布にもやさしいのが「重曹」と言えそうです。一方で、掃除に重曹を使うべきではない場所もあります。重曹の特徴をしっかりと理解して、お部屋をピカピカにしましょう。

執筆者:編集部

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