風呂マットとしても使われる珪藻土

除菌効果や消臭効果が期待される珪藻土を使ったバスマット

珪藻土とは

珪藻土（けいそうど）とはどんなものか知っていますか。
藻の中の一種で珪藻の空の化石が堆積したもので、堆積岩とかダイアトマイトなどと言います。
二酸化ケイ素でできた珪素の殻が、海や湖の湖底で増殖後に死んでしまい、有機物が分解されて化石になった岩石を珪藻土といいます。
珪藻の殻にはナノレベルの小さな穴があるために、体積あたりの重さは普通の岩石などに比べると軽いです。
珪藻土の用途としては、濾過をするときのフィルターの目詰まりを防ぐために、フィルターの手前で不溶物を取り除くためなどに使われています。
油分や水分をたくさん保持できるので、土壌改良剤などにも使われています。
身近なところでは、七輪の材料として利用されています。
珪藻土が堆積している層を切り取り、形成して焼いたものが七輪で、丸型や長方形などが作られています。

最近の珪藻土の利用方法

珪藻土の保湿効果、除菌、消臭効果などを利用して、建築に使われることが多くなっているようです。
機密性が高まっている現在の建築様式ですが、珪藻土を使って、住宅の湿度の調整をすることができるようです。
主に壁に使うことが多く、昔の漆喰と同じように壁に左官屋さんが塗っていきます。
梅雨の頃の湿気や冬の暖房などの結露対策に使用されることが増えているようです。
乾燥する季節には、保湿効果もあり、家の中の環境を一定に保つ効果があるようです。
有害な物質を含まないので、アレルギーがある方の家でも安心して住むことできるようです。

建材以外の活用

住建材でも注目を浴びている珪藻土ですが、最近は珪藻土のバスマットが注目を浴びています。
吸湿性が高く、乾燥が速いので、バスマットとして活用する人が増えてきました。
夏は、頻繁にシャワーを浴びたり、子供が水遊びをしたりとお風呂場を出入りする機会も多いかと思います。
夏は乾燥が速いとは言っても、バスマットは簡単には乾きません。
何回か利用すると湿気で気持ちが悪くなってしまいます。
珪藻土のバスマットなら、1歩目は水跡が残りますが、2歩、3歩で足裏は乾いてしまいます。
バスマットのほうも、あっという間に水で付いた足跡は無くなってしまいます。
家族全員がお風呂を利用した後でも、バスマットはすぐ乾いてしまうので、最後の人が感じるジメッとした感じは無いでしょう。
乾きが遅くなったときには、天日干しをして湿気をなくすことでまたもとの快適なバスマットになります。
珪藻土のバスマットを利用するに当たり、注意する点があります。
珪藻土は岩石なので若干思いということ、扱いが乱暴だと割れてしまう恐れがあります。
汚れがついてしまった場合、取れにくいなどといった注意点がありますが、お風呂あがりのベタベタ感を解消してくれること間違い無いでしょう。

執筆者：Emiko