家庭での食中毒を予防しよう!

家庭内でも発生する食中毒。その予防法を知ろう!
夏場は要注意!食中毒の原因とは?
毎年暑さが本格化してくると、ニュースなどで話題になるのが食中毒です。
飲食店での食事や仕出し弁当を食べた人たちが食中毒になったというのはよく耳にしますよね。
しかし、家庭内でも食中毒は発生します。
そもそも食中毒はなぜ起こるのでしょうか?
食中毒とは、細菌やウィルスが付着した食品を食べることによって起こる嘔吐・下痢・腹痛などの健康被害です。
原因となるのは、O-157やサルモネラ菌などの細菌やさまざまなウィルスなどです。
食中毒菌は、高温多湿を好み梅雨の時期から真夏にかけて増殖しやすい性質を持ちます。
さらに、夏場は暑さで食欲が落ち体力も低下するので、食中毒の攻撃を受けやすい状態といえます。
食中毒に対する正しい知識を持ち、予防することが望ましいでしょう。
食中毒を予防するためにできること【1】
では、食中毒を予防するために普段の生活で気を付けるべきポイントとは何でしょうか?
まずは、食料品をスーパーマーケットで購入するときです。
肉や魚などの生鮮食品は、できるだけ新鮮な物を選びましょう。
消費期限表示があるものは、確認してから購入します。
ほとんどのスーパーマーケットでは、保冷用氷を自由に持ち帰ることができます。
レジ袋やエコバッグに氷を一緒に入れておくと、購入した食材を冷やしておくことができるでしょう。
生鮮食品を購入したら、寄り道せずにまっすぐ帰宅することも重要です。
できるだけ早く冷蔵庫にしまうことも大切なことです。
また、保冷機能のあるエコバッグなども数多く販売されています。
スーパーマーケットで食料品と一緒に購入することもできます。
保冷できるエコバッグの中に、保冷剤を入れておくとさらに効果的です。
食中毒を予防するためにできること【2】
次は、家庭での調理時に注意すべきポイントです。
調理前にはせっけんで念入りに手洗いをします。
指や爪の間、手首までしっかりと洗いましょう。
肉や魚などは、十分に加熱します。
食中毒菌は熱に弱いので、中心部まで火を通すことは重要です。
目安としては、「中心部の温度が75度で1分間以上加熱」といわれています。
また、夏場は野菜サラダなど加熱しないで食べるメニューも多くなりますよね。
暑いキッチンで火を使うとさらに暑くなるので、加熱せず簡単に作れるメニューは主婦層にも好まれがちです。
しかし、生野菜もきちんと洗わなければ食中毒菌が付着しているかもしれません。
肉や魚に限らず、野菜もよく洗ってから調理しましょう。
執筆者:Chiho